フライパン物語 藤田金属株式会社のオリジナルブランドです

世界に一つの選べるフライパン。材質や持ち手や名入れまで。

フライパンのお手入れ方法

クリアー塗装タイプ

鉄製のみに施してあるサビ止め塗装です。鉄はサビやすい材質です。クリアー塗装とは、お客様のお手元に届くまでの表面加工ですので、使用前に「油ならし」が必要となります。

どうして
油ならしをするの?
なぜ「油ならし」をするのかは、油を馴染ませるのに必要な処理だからです。
フライパンに油が馴染むと、焦げ付きにくくサビにくくなります。
これはフライパン表面の酸化被膜に小さな穴がたくさん開いていて、この穴に油が入り込んでフライパンの表面に
薄く油の膜が作られるからです。
油ならしの方法
  • 1. ガス火でフライパンを熱します。※中火以下にし、底面から炎が出ないように注意してください。
  • 2. 大さじ4~5杯の油をまわし入れ全体に行き渡るまで、ゆっくりフライパンを回します。
  • 3. 全体が黒っぽく変色したら、火を止め余分な油をオイルポットに戻し、コンロの上でゆっくり冷却させます。
  • 4. フライパンが冷めたら、キッチンペーパーで内側をまんべんなく油が馴染むように拭いてください。

ハードテンパー加工タイプ

本体を一つ一つ約700℃ぐらいで焼き入れ、その後油に浸すことにより初めの状態から油が馴染んだものです。よって、「クリアー塗装」のようにサビ止め塗装もしていないので「油ならし」も必要ありません。手元に届いたらサッと洗って頂き、すぐに使って頂けます。

加工の流れ

鉄製調理器具の知っておきたい知識とお手入れ方法

鉄は使用前の準備と使用後のお手入れが大切です。

ご使用の際の注意点
  • ● 鉄製フライパンは、フッ素樹脂加工と同じ様な感覚で使用すると素材を焦がしてしまいます。
  • ● 焦げ付かないようにする為には、油の適正量を見極めること、火加減を調節する事が大切です。
  • ● ゴボウ・レンコン・モヤシなどの炒め物が黒っぽくなる場合があります。それはフライパン本体の「鉄分」と「野菜の37色素成分」が反応するためです。無害ですので召し上がってもまったく問題ありません。
    但し、調理後一晩経過したなど、時間が経ち過ぎた場合は鉄のニオイが強くなります。
    害はなくてもあまり美味しいと感じられないはずです。味見して召し上がるかご判断ください。
  • ● 本体のニオイ移り、極端な材料の変色を防ぐために、火を止めたらすぐに別の器に移し替えてください。
    現状では、黒くならない方法はありません。
  • ● 調理が終わったら料理を別の容器に移してください。
    料理に含まれる塩分等によりサビやすくなります。煮物や汁物も適しておりません。
  • ● 「急加熱・急冷却」することにより本体中央部が膨らむのとヒビ割れの原因となりますので「急加熱・急冷却」しないでください。
ご使用後のお手入れ
  • ● 使用後は温かいうちにパームタワシ、ササラ等で洗剤をつけずにお湯で洗ってください。
    (洗剤を使用すると表面の油膜がなくなるので)洗浄後、加熱し水気を飛ばし、その後油を薄く塗ってください。又、長期使用により本体全体に油が十分なじみ表面が水をはじく様な状態になれば、洗浄後に布やペーパータオルなどで水気を拭き取るだけでも結構です。
  • ● 使用後汚れがひどく洗剤を使用して洗った場合は、加熱し水気をとばしてから油を薄く塗ってください。
    こげがひどくとれない場合はお湯を入れ煮立たせ、焦げがやわらかくなったらナイロンタワシなどでこすってください。その後洗浄し、水気をとばし薄く油を塗っておいてください。又、こすった箇所が白っぽくなりますがご使用には問題ありません。
  • ● こげがひどい場合やサビが発生した場合は、金属タワシやナイロンタワシなどで強く擦り、こげやサビを取り除いてください。その後、洗浄し水気を飛ばし、油を塗ってください。
    その場合、表面にこすり傷が出来た場合でもご使用に問題はありません。
  • ● 食器洗浄機・食器乾燥機は使用しないでください。
鉄フライパンについての詳しい説明や、お手入れについてこちらの動画でご覧いただけます。

アルマタイト加工タイプ

本体表面を職人が一つ一つ磨き仕上げたタイプで、      
パスタやリゾットといったイタリア料理向けです。

ご使用の際の注意点
  • ● アルミ製の特性上、どうしても黒ずみや変色がおこります。
  • ● 最初に使う時は米のとぎ汁を沸かします。そうすることで、黒ずみや変色を防ぐことができます。
  • ● アルミ製の黒ずみは表面の科学反応です。特にアルカリ性洗剤を使用すると変色します。
    (黒ずみは、表面の酸化被膜が壊れ素地が水に含まれる物質と化学反応を起こし水酸化アルミニウムになり、それがミネラル分と反応して黒く見えます)
  • ● 水とレモン(輪切り4~5枚)を10分ほど沸かすと黒ずみが取れます。
ご使用後のお手入れ
  • ● こげ付いたときはすぐに水を入れ、軽く冷やしてからタワシで擦ってください。
  • ● 洗浄時にフライパン全体を水の中に浸けないでください。持ち手の腐食により脱落などの原因となります。
  • ● ご使用後は十分に水を切って保管してください。
  • ● 「急加熱・急冷却」することにより本体中央部が膨らむのとヒビ割れの原因となりますので「急加熱・急冷却」しないでください。
  • ● 食器洗浄機・食器乾燥機は使用しないでください。

フッ素樹脂加工タイプ

アルミやステンレスの内面に施すことにより、少ない油で調理ができます。焦げ付きにくく、汚れが落ちやすく、お手入れも手軽になります。軽く調理する際や、朝食・低火力料理に向いています。

ご使用の際の注意点
  • ● フッ素樹脂加工を長持ちさせるために、強火もしくは中火以下で油を薄く引いて調理してください。
  • ● 本体の表面で材料を刻んだりしないでください。フッ素樹脂加工塗装をキズつけます。
  • ● てんぷらなどの揚げ物料理はしないでください。フッ素樹脂加工がすぐに腐食し剥がれる原因となります。
ご使用後のお手入れ
  • ● お手入れには金属タワシ・アルカリ性洗剤・クレンザーを使用しないでください。
  • ● フッ素樹脂加工の塗装をキズつけます。スポンジに中性洗剤をつけてよく洗ってください。
  • ● こげつきを落とす場合は鋭利なもので擦らないでください。表面をキズつけ腐食を発生させる原因となります。
  • ● 洗浄時にフライパン全体を水の中に浸けないでください。持ち手の腐食により脱落などの原因となります。
  • ● ご使用後は十分に水を切って保管してください。
  • ● 食器洗浄機・食器乾燥機は使用しないでください。フッ素樹脂加工の変色や腐食の原因となります。
  • ● 絶対に空炊きしないでください。空炊きしますとフッ素樹脂加工塗装が損傷したり、持ち手の損傷や本体の変形により火傷や事故の原因となります。
  • ● 「急加熱・急冷却」することにより本体中央部が膨らむのとヒビ割れの原因となりますので「急加熱・急冷却」しないでください。
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